マッケンジー法・症例ファイル

パソコン作業が一日に10時間ほどのハードワークが続いた2ヶ月ほど前のある日、特にきっかけもなく右手関節を覚えるようになったようです。当然、マウスの使い過ぎかなにかと思われたようですが、どんな展開になるのでしょうか。

数年前から右殿部〜大腿〜下腿の痛みを覚えるようになりました。お近くの整形外科にかかり、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症と言われ、投薬を受けましたが改善しません。他に何もしてもらえないため整体や整骨院に長く通ったそうですが、改善せず悪くなる一方で、もう治らないものと諦めていました。

1年ほど前から左上腕の肩あたりに痛みがあるようです。趣味でされているフラダンスのとき、波を表現する動きで痛みがでるようです。左肩の単純X線写真では棘上筋腱のあたりに石灰化が見られました。いわゆる石灰沈着性腱板炎（棘上筋腱炎）のように見えます。マッケンジー法で評価した結果は…。

朝起きたときから右膝が痛くなりました。その前日まで特に変わったことはなかったようです。歩行時に右脚に体重が載ると右膝蓋骨のやや遠位、膝蓋靭帯のあたりに痛みを訴えますが、あまり「ここ」というポイントはなく、ぼやっとした「このあたり」という訴えです。マッケンジー法では評価した結果は…。

急性頚部痛の10代女児のお話です。昨日の朝、髪を結んでいて急に首の左側が痛くなりました。近くの整形外科でもらった痛み止めは効かず、学校を早退して当クリニックへ。急性頚部痛の病態は様々ですが、マッケンジー法ではどのように評価を進めるのでしょうか。

10年ほど前から腰痛があり、数ヶ月前から時々、両大腿外側の痛みを自覚するようになりました。時に足が出しにくい感じがあります。自転車に乗っているときや、座っている時は全く症状がありません。診察のときも症状がないのですが、マッケンジー法ではどのようにアプローチしていくのでしょうか…。

半年ほど前から左肩を水平内転するようなストレッチをするときに軽い痛みを覚えていたそうです。今年になって、その痛みが強くなりました。単純X線検査では肩峰の変性と、肩外転位での撮影では肩峰下腔狭小化が認められます。三角筋の後部、棘下筋、小円筋などの病態を疑う人もいるかもしれませんね…。

40代女性、スポーツインストラクターとして働いておられる左肘痛の患者さんです。最近、あまりこれといったきっかけもなく左肘外側が痛くなり、フライパンを振るときに左肘の外側に痛みが走ります。上腕骨外側上顆炎のようにも見えますが、マッケンジー法で評価した結果は……。

2週間ほど前からこれといったきっかけも無く、右股関節が痛くなり、太ももの前辺りにだるい感じを覚えるようになりました。歩く時やじっと立っていても右を振り返る時などに右股関節に刺すような痛みが走るようです。マッケンジー法により評価した結果は……。

音楽の教員をしておられ、昨年8月ころ、右肘の外側と内側の2箇所が痛くなりブロック注射を受けて1週間ほどはよかったそうです。その後、再び右肘の外側と内側が痛くなり、コップなど物を握ぎって持ち上げる動作や、音楽の指揮で手を振るなどの動作がしづらくなりました。